半分以上風邪で寝てるだけになってしまった。
けど帰省できなくなって、家族と離れてひとりですごせて正直なところ安らいだしホッとしている。
家族は昨日帰ってきて、みんな変わらず風邪で体調を崩したままだった。
年末に「病院へ行ってみたら」とは言った。
言ったって聞かない人たちなのだ。病院嫌いの人たちなのだ。
よく分かっているから、言うことは言ってあとは本人たちに任せる。
言われたのに聞かなかったんだから、そら風邪も治らんよ。
「今からでも行ってきたら。私も良くなったから。」
一応言ってみたけど答えはいつもと同じだった。
なんか、もう、疲れたな。そういうののくりかえしに。
私だってまだ体調がよくないのに。
家族だから気を遣わなくていい? 気遣いを雑に扱ってもいい?
こんな気持ちのままずっと一緒にいる自信がなくなってきた。
やっぱり一度この家を出た方がいい気がする。
そうすればお互いの過不足に気づけるだろう。
私だって気にしすぎ気を遣いすぎだろうし、家族だってしてもらうことに対して鈍感すぎる。
あるのが当たり前になってしまったら、いったんぜんぶ「ないこと」にでもしないと分からない。
そんなことをずっと考えていた冬休みだった。