くらしのうみ

書くのが好きな人の、たいしたことない大事な日々と人生。

ぶらぶらにちようび

また変な時間に目が覚めてしまった。
朝から銭湯へ。
休日出勤でへとへとになった心と体が広い湯船を欲していた。
早い時間に出向いたらゆっくりできることがわかって、味を占めはじめたのだった。
ぬる湯、あつ湯、水風呂、外気浴で無我の境地に至れたのでいい日。
だからかな。前みたいに「どうしてもサウナに入りたい!」欲が薄れてきた。
密室で知らない人と無言で居合わせるだけのガッツがない。
入ったら入ったで気持ちいいのはわかってるんだけど、他人の近くにいるのはちょっと疲れる。リラックスしにきてるのに本末転倒というか。
なので今はもうサウナにはこだわっていない。

 

ほんとうは、まだ家族との関係には迷ったり悩んだりしている。
すべてのわだかまりが消えたわけじゃない。
……のだけど、でっかい風呂に身も心も洗われてると「相手がいる問題でひとり迷うのも悩むのも無駄無駄、とりあえずや〜めた!」ってなれるのがいい。
ちょうどいい居場所を見つけたかもしれない。

 

きのう行くつもりだったシマノスクエアへ。
何の因果か数年前よりサイクルロードレースにハマった。
今まさにツールドフランスの「三週間」の真っ最中で連日寝不足。時差があるからね、しょうがないね。
期間限定のツールカフェでコラボメニューを食べて、公式グッズを物色してくるのが恒例の楽しみとなった。
自転車好き自体が少ないのか、それともグランフロントにシマノスクエアがあることが知られていないのか、日曜日のランチタイムというのにカフェはいい感じに空いていた。助かる。

暑い暑い夏の昼下がりに、甘くてほろ苦いアフォガード。生き返った。

 

ひさしぶりに電車に乗って街へ出てきたので欲張った。
どんどん開発がすすんでいるというグラングリーン大阪とうめきた公園をぶらついてみる。
ここへきたのは春以来だ。
お店が増えて、芝生の立ち入り規制もなくなっていた。


都会のビル群の中に緑と青空が大事に閉じ込められている。不思議な感覚だなあ。
素直にきれいだといっていいのか、それともあべこべな違和感なのか、近未来的とでもいうのか。
だけどまちがいなくたくさんの人々にとって憩いの場となっている。
「やっぱり私は都会が好きだなあ。」しみじみ感じた。住みなれた大阪を離れて暮らすことは考えられない。

 

ほかルクア阪神百貨店、タイガースショップなど見てまわって帰った。
球団グッズ、なんでシークレット商品が多いんだろ。実にファン泣かせだ。
私は野球では阪神タイガースを応援しているけど、何か誰かを「推す」ということを今はもうやめているから、グッズは不要不急の最たるアイテムなのだった。「推す」と言っちゃう・思っちゃうとへんに仰々しくなってしまってよくない。ただ自分が彼らを好きなだけって気持ちに概念めいた言葉はいらない。今の私にはね。(要る人には要る、でいいと思う)
グッズ、アクセサリー、バッグ、スイーツ、ベーカリー。
ぜったいに必要でほしいものは実はそんなにないかわりに「余裕があれば買ってもいいかな。でも今じゃないかな」という魅惑的なものたちで街はあふれている。
だから街歩きは楽しい。街にとってはあんまりいいお客じゃないんだろうけれど。

 

晩ごはんは豆乳の冷やし坦々そうめんを作ってみた。
これが思いがけないくらいに大好評だった。夏のうちにまた作ることになるだろう。
私は「そうめん食べるならうどんがいい」派なんだけど、たしかにあれはおいしかった。
そうめんって、おんなじめんつゆの味を腹が張るまで延々と食べつづけなきゃいけないのがちょっと苦痛。
冷たい麺が得意じゃないのもある。もの食べてるのに体がだんだん冷えてくるのも苦手だ。
坦々風ならべつに冷たくなくても、にゅうめん風にしてもいけそう。うどんでも食べてみたい。

 

きたる万博探訪のための準備も整った。
暑さ対策グッズや地図うちわを作った。母に持たせるICOCAも発券してお金をチャージしてある。
これを機に「世の中の便利なもの」を受け入れていってほしいんだよなあ。
生きかたやスタイルを変えないのもいいけど、使えるものは使ったほうが楽になったり、いいこともいっぱいあるんだって感じてほしい。
ほんとうはモバイルICOCAにしたかったんだけど頑なに「携帯電話を携帯しない」人なので、それはまあ追々だね。