私もしてみむとてするなり。
というわけで梅流しです。
いろいろ調べてみたら本来は腸内デトックスで断食した後の回復食、とのこと。どこに書いてる内容もだいたいそんな感じ。
そうか、前の晩は何も食べられないのか。*1
もう前の晩にミルフィーユ鍋食べちゃったんだけど…… 細かいことはまあいいか。
連休初日を「梅流しの日」として、梅流しと腸にいい間食だけで過ごしてみることにした。
いちょう切りにした大根を出汁で煮て、梅干しをちぎって入れるだけ。
昆布出汁をとりなさい。とある。顆粒出汁でも可。なるほど助かる。
私はほんだしのヘビーユーザーだ。ほんだし使おう。
……いや、せっかくだからとろうじゃないか。出汁。
ついでなのでかつお節も投入した。
うまみ成分は家庭科で習った。グルタミン酸とイノシン酸。
はちみつじゃない酸っぱい梅を使いましょう。なるほどそれなら冷蔵庫に常備してある。
……味つけは出汁と梅干しオンリーか。素材本来の味か。
人によっては鶏がらスープを加えるレシピもある。
よし、鶏がらスープ入れよう。あとついでに柚子胡椒もといてみよう。
大根のえぐみがちょっと苦手だから、ひとりで一日半分も食べられるかものすごく不安だったのだ。

くたくたに煮て、お腹をすかせて、朝一番に実食。
「……おいしい!!」
かつおと昆布の出汁、おいしい。
梅と合う。
鶏がらスープと柚子胡椒、入れて大正解だった。
やさしい味でするする入る。
大根のえぐみはほとんど消えていた。
煮汁が無限に飲める。これがUMAMIか。
いっぱい飲んで食べるから腹持ちがいい。
結局この日三食で大根半分と煮汁を完食したほかには蒸しさつまいも*2と、ヨーグルトと牛乳で割ったラッシー、りんごのお酢と砂糖漬けをおやつに食べてさっさと寝た。あと水分を多めにとって、半身浴をして、日課のヨガもていねいにした。
時間はたっぷりあって暇だったくらいだけど、満腹感があったからぜんぜん苦じゃなかった。これはいい。
もう鍋には戻れないほどおすすめ!
— つくりおき食堂まりえ (@mariegohan) 2025年4月1日
さつまいもはレンジで【ジップロックせいろ蒸し】にするとホクホクになります!
ジップロックコンテナーにクックパーしいてさつまいもと水50mlいれて7分チンするだけ!
容器の中が蒸気で満たされ、せいろで蒸したようにホクホクに!
蒸気のちから、おそるべし!… pic.twitter.com/XU1HrNV9EU
翌日はそこまで劇的に出るものが出たわけじゃなかった。
もともと普通に出るものは出ていて便秘というほどでもなかったし、これじゃあよくわからんなあ、とのんきに構えてたら数日間お通じが多めに来ていた。今も現在進行形でつづいている。
これか、これが効果か。
お腹の中が荒れてるなあ、いつもより溜まり気味だなあ、ストレスと疲れで過食気味だったしなあ、とは感じていて、これを連休中に何とかしたかったから梅流しは大成功だったといえる。
余分に残っていたものはおおむね出ていった感覚がある。
いらんもんが体から出たからか、いつもみたいに「休みやし好きなもん食べ放題してもいいことにしたろ!」という気にはならなかった。やはり心は体に引っ張られる。
なるほど、梅流し。
これからも時々、月一回くらいやろう。